メニューは１品のみ！奥渋谷エリアの「ポークビンダルー食べる副大統領」でランチ【ビブグルマン掲載】

こんにちは。渋谷に20年住みのnanamiです。

ポークビンダルー食べる副大統領って？
お店の名前なんですよ。

ミシュランガイド東京2021（2020年12月10日発売）の
ビブグルマンに初選出されたカレー屋さんです。

謎すぎて全てが気になりました。

今日は、奥渋谷（通称：奥渋 オクシブ）エリアにある
ポークビンダルー専門店を紹介したいと思います。

奥渋は、渋谷東急本店の奥にある神山町・富ヶ谷・宇田川町周辺のこと。
駅からは少々離れていますが、宇田川町辺りは十分歩ける範囲です。
賑やかな渋谷駅周辺とは違い、静かで落ち着いた雰囲気。
大人の渋谷、今注目のエリアですね。
隠れ家的で美味しいお店も沢山あります。
渋谷の街は少し道を抜けただけで、ガラリと雰囲気が変わるので面白いです。

早速食べに行ってきたので紹介したいと思います。

2019年６月にOpen、メニューはたった１つ、カウンター５席のみ。
年末年始・GW以外は営業していますが売切れ次第終了。
前は土日は営業してなかった気がしますが、不定期な感じですね。
1月に土曜日にお伺いしました。

ライス、サラダのお替わり、ゆで玉子１個無料。
ポークビンダルーが税込1000円で頂けます。

奥渋谷エリア：「ポークビンダルー副大統領」ってどんなお店？

ポークビンダルーってご存じでしたか？
あまり馴染みがないですよね。

ポルトガル人がインドの西海岸地方のゴアにもたらした料理。
元々ゴアがポルトガル領だったからですね。
ポルトガル料理の流れを組んだものが、ゴアでアレンジされたもの。

ポーク＝豚はわかりますね。
宗教上の理由で多くのインド人は牛肉や豚肉を食べず、
鶏肉やマトン（羊）を食べるのが一般的。
実際私もインドに旅行に行った際は鶏肉は食べてました。
インドでは珍しい豚肉を使った料理となります。

ポルトガルでは、豚肉をビネガーに漬け​こんでから煮込んで作るが、
ゴアでさらにスパイスやチリを加えアレンジされて出来上がったカレー。

今やゴアを代表する料理でゴアの宝と言っても過言ではないそうです。
インド全域でも珍しい豚肉を使った酸味と辛味みが特徴のカレーです。

店名の「ポークビンダルを食べる副大統領」の意味は
米クリントン政権で副大統領を務めたアル・ゴアのこと。
ただのダジャレです、そんな発想も好きですね。

お店へのアクセス・外観・雰囲気

渋谷センター街抜けたところ、真っ直ぐ300メートルくらい。
ヨシモト∞ホールとステーキのOutback Steakhouse の間の道。
渋谷駅から10分くらいですね。
センター街の賑やかさら抜け一気に静かになります。
赤レンガのビルが見えてきますので、そこの２階になります。

東京都渋谷区宇田川町41-26 パピエビル 2F

こちらのビルの２階になります。
１階は行列で有名なカツ丼の名店、瑞兆（ずいちょう）さんが入っております。
いずれ紹介していきますね。こちらのお店も、メニューはカツ丼一品のみです。

この階段から２階へ。
訪問時は１月、土・日も営業してます。

お店の外観です！
小さいながらも紙をペタっと貼っただけの看板あり、黄色の壁。
複数の飲食店が入ってますが、休業中のお店も多いです。
土曜日、この日一番乗りでした！
正午過ぎ、後からお客さんはぞくぞく入ってきました。
５人で満席です。

ポークビンダルーのみなのでオーダーは不要です。
席についたと同時に調理が始まる感じです。
何も聞かれません。カレーが提供されるのをただ待つだけです。

ご飯は最初に少な目とお願いする事はできるかもしれませんが、
ご飯のお替わりは後からできます。サラダもお替わりできますよ。

実食リポート：11:30～（カレーがなくなり次第終了）

パパド（インドの薄焼きせんべい）、ゆで玉子１個無料、薬味４種

パパドはセルフで、ゆで玉子は2個目からASK。
玉子の殻入れのビニール袋を提供されます。

フィッシャーマンズヴィネガー（ナンプラー入り）
ソルティヨーグル（ニンニクの効いたヨーグルトソース）

ファンタスティックジンジャー（スパイスの効いた生ショウガおろし）
ローリングハリケーンチリペッパー（豆板醤とキビ糖入りチリソース）

薬味も個性的です。
全種類頂きましたが、味の変化を楽しめこれがまたいいんですよね。

ポークビンダルー（税込1000円）

レトロなシルバーのお皿で映えるポークビンダルー。
多種類の刻まれた野菜が彩り華やかですね。
クスクス（世界最小のパスタ）も添えられています。

予習はしてたものの、一口目を口にした時はインパクトありました。
しっかり酸味を感じた中での後からくる辛味の刺激。
美味しさを味わう前に衝撃の方が先にきました。
慣れてくると酸味と辛味の深みにはまる、やみつきになるコクと旨味。

野菜がまたクッション的な役割にもなってマイルドに。
４種の薬味もあるので一皿のカレーで豊富な味のバリエーション楽しめます。

何度も言いますが、メニューは１つです。
何も言わないのにカレーが出てきます。もっと正確に言うと何も聞かれません。
辛さも大盛りの調整もできません、なかなか面白いですね。

全体的には量は少なめなので、お替わりする時はルーがなくならいように配分を考えて
食べた方がいいですね。飽きずに色んな味が楽しめます。

お支払い方法

現金のみ

nanamiのおすすめポイント♪

ポークビンダルー１本勝負のお店！
何も言わずに、座ってるだけでカレーがでてくる。
狭いようで自由度が高い、個性が光るオリジナリティあふれてるお店。
独特な空気感も1000円札1枚で楽しめます。

店舗情報：